前回、太陽光発電についてかなり詳しくお話しさせて頂きました。
2018.8.21 太陽光発電に対する不安は全て誤解だった!!家庭用太陽光発電のススメ
忘れちゃった人はもう一度上記リンクから読み直してほしいのですが、要約すると「太陽光発電に根付いているマイナスイメージはすべて誤解である。」というお話しでした。
今回はその太陽光発電を一般家庭、つまりみなさんのご家庭に導入したらどんなメリットがあるのかを具体的にみていきたいと思います。
ちょっと意外なメリットもあるので、最後まで必読です!
一般家庭が太陽光発電を導入すると、家計がものすごく楽になる3つの理由
太陽光発電には環境や資源を守る等、地球規模のメリットがたくさんあります。
…が、普通の人がピンとくるのはやはり経済面でのメリットでしょう。なので、まずそこからお話ししたいと思います。
①太陽光発電は実質0円で設置できる。投資いらずで「売電利益」をゲット!
まず大前提として、太陽光発電の導入は実質無料で行えます。
「そんなのあやしいよ!」という声が聞こえてきそうですが、、全くあやしくありません! この実質無料にはきちんと理由があるのです。
前回の記事をきちんと読んでくださった方ならわかりますよね。
【太陽光発電導入費のローン支払いが0円になる仕組み】
月々の売電利益 - 月々の太陽光発電のローン = 0円(または数千円の利益が発生)
詳しくは「太陽光発電は実質0円で設置・維持管理できる」にがっつり書いてあるのでよ〜く読んでください。
太陽光発電のすごいところは、実質0円で設置・維持管理できるにもかかわらず「売電」によって利益を生むところ。ローンが0円になるだけでなく、月々数千円程度の利益がでることが多いんですね。しかもその利益は意図的に増やすことができます。これは次の②で説明します。
②うなぎのぼりの電気代をほぼ払わなくて済む。加えて「売電利益」は工夫次第で跳ね上がる!
これから日本は「電気代、大負担社会」に突入します。
簡単にいうと、電気代が超高くなるんですね。
なぜ高くなるのかは「電気代はこれから爆発的に高くなる」に詳しく記載してあるので目を通してください。
その超高くなる電気代を払わないで済む方法は2つ以下のようにあります。
・電気を使わずにろうそくをフル活用して生活する。
・太陽光発電を導入する。
ろうそく生活はちょっとハードルが高いと思いますので(笑)、太陽光発電を導入するとどうなるのかをお話ししましょう。
<太陽光発電を導入した家の特徴>
・太陽が出ている間は電気を自給自足する→電気代はかからない
・太陽が出ている間に使いきれなかった電気は売る(売電)→利益が生まれる
・太陽が沈んだ後→電気代が発生する
※太陽が全く顔を出さない曇りの日や雨の日は、昼でも電気代が発生します。
つまり電気代を払うのは太陽がでていない間、基本夜のみ。
「売電利益 - 夜の電気代 = 純利益」
しかも夜の電気代はプランによっては安くできるので、工夫次第で純利益は跳ね上がります。
【夜の電気代が安くなるプラン】
◯昼間(8:00~22:00)→電気代が割高
+
◯夜間(22:00〜8:00)→電気代が割安
上記を見てわかるように、夜の電気代が安くなる分、昼の電気代は高くなります。でもそれはそれほど問題ではありません。生活スタイルを少しずらせばいい話です。
・朝起きてから8:00までの間に掃除をすませる
・夜寝る前に食洗機や洗濯機、食洗機のスイッチを入れる等々
「電気を必要とすることはなるべく夜に済ませる」それだけです。【我慢する】のではなく【ずらす】だけなので、精神的ストレスを感じることも少ないかと思います。
③今後一般家庭の電気使用量は飛躍的に増える。その一因は電気自動車の普及。
今後一般家庭の電気使用量は飛躍的に増えると予想されます。電気代はどんどん高くなるというのに恐ろしい話。その大きな要因が電気自動車の普及です。
もちろん現在も電気自動車は走っていますが、一般的とまではいえませんよね。「電気自動車なんてまだまだ特別なもの」と思っている人も多いでしょう。
しかし、世界的にみても電気自動車が主流になる日はもうすぐそこまできているのです。
【世界的に加速している電気自動車への取り組み】
◯ドイツ
2030年までにエンジン車の販売を禁止。
ドイツの有力週刊誌「デア・シュピーゲル(DerSpiege)」が報じたところによると、ドイツ連邦参議院(Bundesrat)が、2030年以降にガソリンやディーゼル機関など内燃機関を使用した自動車を禁止する決議を採択した(参考:DerSpiegelのドイツ語記事、ドイツ連邦参議院のツイート)。
ちなみにメルセデス・ベンツで有名なダイムラーは2022年までにメルセデス・ベンツ全車種に電気自動車・ハイブリッド自動車モデルを用意する方針を発表。
メルセデス・ベンツも自動車の電気化計画を発表した。同社によれば、製造する全車種を2022年までに電気化するという。不満を感じるユーザーもいるだろうが、事態に慣れるしかない。有力自動車メーカーは電気化計画を次々に発表している。世界でもっとも重要な市場と目される中国において、最終的には化石燃料を動力とする自動車を禁止するという自動車の電気化の計画が明らかになったことが、このトレンドをますすますはっきりさせた。
引用元:TechCrunch|メルセデス・ベンツ、2022年までに全車種を電気化
◯フランスとイギリス
2040年までにガソリン車並びにディーゼル車の販売を禁止する旨を発表。
イギリス環境相マイケル・ゴーブが大気汚染対策として電気自動車やハイブリッド車への切り替えを進めるため26日、2040年以降、ディーゼル車とガソリン車の販売を禁止すると発表する見通しです。英メディアが一斉に報じました。
7月6日、フランスのマクロン政権が40年までにガソリン車やディーゼル車の販売を禁止すると発表しました。
引用元:Yahoo!ニュース|フランスに続いてイギリスも2040年までにディーゼル車とガソリン車の販売禁止 加速する電気自動車化
◯その他の国
ノルウェー:2030年からEVとHVのみを販売。
オランダ:2025年からEVのみを販売。
インド:2030年からEVとHVだけを販売。かなり野心的な目標だ。
中国:将来的にはEVとHVだけを販売。だが、明確な時期はまだ未確定。
バルセロナ、コペンハーゲン、バンクーバーなどの都市は、2030年までにガソリン車とディーゼル車を禁止する計画。
ロサンゼルス、メキシコシティ、シアトル、バルセロナ、バンクーバー、ミラノ、キト、ケープタウン、オークランドの市長らは、2030年までに各都市の「ほとんどの場所」からガソリン車とディーゼル車の乗り入れを禁止すると宣言している。
因みに日本でもトヨタが2025年までに電気自動車・ハイブリッド自動車に置き換えるという計画を発表しています。
ね?もう数年後の話です。あなたが電気自動車を運転する日は近い将来必ずくるのです。そうなったとき、
A. 高額な電気代に頭を悩ませながら、車にチマチマ充電する。
B. 自分で発電した電気を、車に気兼ねなく充電する。
あなたはどちらを選びますか?
太陽光発電は実質0円で導入でき、しかも売電によりかなりの利益が生まれる。高い電気代をたくさん払う必要もない。家計が楽になるという意味、おわかりいただけましたよね?
太陽光発電を導入すると、家の快適性が上がり、災害にも強くなる。
次にご紹介したいメリットは2つ。「快適性」と「災害への強さ」について順番に説明していきましょう。
①太陽光発電を導入すると家が快適になる
これは主に2階(屋根の下)の部屋が快適になります。屋根につけた太陽光パネルが断熱材の役割を果たし、室内の環境を快適に保ってくれるんですね。
【夏の場合】
太陽光パネルが太陽の熱を遮り、屋根(瓦など)が焼け付くのを防ぐので、屋根の下の部屋に熱が伝わらなくなり、涼しく快適に。
その効果でエアコンの使用頻度を減らすこと、または少しの使用でも室内環境を保つことができ、結果的に電気代を節約できます。
【冬の場合】
太陽光パネルが外の冷気を遮る(部屋の熱を外に逃さない)ので、屋根の下の部屋は保温され、快適性が保たれる。
その効果でエアコンの使用頻度を減らすこと、または少しの使用でも室内環境を保つことができ、結果的に電気代を節約できます。
直接的な影響は2階(屋根の下)の部屋に現れますが、屋根の上に断熱材を乗せているようなものですから、家全体の快適度もググッと上がります。
②太陽光を導入すると災害に強い家になる
これは“物理的に強い家になる”という意味ではなく、「災害時に電気を自給自足できる」という意味の強さです。
災害時の電気はとても貴重です。情報を得るためのテレビやラジオ、携帯電話を動かし、さらには温かい食事や飲み物、明るい部屋を提供してくれます。
電気は物理的にも精神的にも計り知れない安心を与えてくれるのです。「電気によって救われる命がある」と言っても過言ではありません。
もちろん夜は発電できませんが、そのために昼間発電した電気を貯める「蓄電池」があります。蓄電池は高額ですし、正直まだまだ一般的とはいえません。しかしこれからの暮らしを長い目で考えたときには、ぜひ備えておきたいものの一つです(蓄電池の有用性については別の機会に詳しくご説明します)。
一般家庭が太陽光発電を導入すると発生するデメリット、その対処法。
さて、いろいろとメリットをご紹介していましたが、メリットがあるということはもちろんデメリットも存在します。
いつも言いますが、デメリットを隠していてはフェアではありません。ここで正直にお伝えしたいと思います。
①家の耐久性を落とすケースがある
まず家の構造によっては太陽光パネルの取り付け自体お勧めできない場合があります。また、ずさんな取付工事を行うと家の耐久性に影響したり、雨漏りの原因となったりする恐れも。
家の耐久性を落とさず、太陽光パネルを設置する方法
このリスクは、事前に太陽光パネルを設置する家をきっちり調査し、手抜かりない取り付け工事を行えば問題なく回避できます。
カデンのエトウで施工する場合は、実際に家を見せていただき、事細かな調査の後「その家の構造が太陽光発電に向いているのか否か」を判断します。また、取付工事についても他社には負けない技術と丁寧さを持っていると自負しています。
わかりやすい例として、“カデンのエトウ式ネジ締め術”をご紹介させて頂きますね。【術】なんてかっこよく言っていますが、要はネジを締める方法です。
【カデンのエトウ式ネジ締め術】
①下地に穴をあける。
②その穴の中にあるホコリ等を吸い取ってキレイにする。
③その穴をしっかりコーティングする。
④ネジを締める。
私たちは1工程でも済む“ネジを締める”という作業に、上記4工程を費やしています。さらに穴を開ける際は、家の耐久性にどう影響するかをしっかり考えます。
これは「ネジを締める=家に穴をあける」ということが、どれだけ重要なことか知っているからです。たまにワンプッシュ、1工程でネジを締めてしまう業者がいることに恐怖すら感じてしまいます。
もちろんその他の工程も全て上記と同じ考えで行なっていますよ。当社に限っては「家の耐久性を落としかねない」リスクは限りなく0に近いはずです。
②火災の原因となるケースがある
太陽光パネルは電化製品です。粗悪な作りのパネルは接触不良等を起こし、火をだす可能性があります。
太陽光パネルに起因する火災の怖いところは鎮火に水が使えないところ。太陽光パネルにはスイッチがあるわけではありませんから、太陽光が当たると、いつどんな状況でも発電します。
つまり、火災の間も昼間ならば発電している可能性があるのです。そこに水をかけるとどうなるか、、、もちろん感電してしまいます。
火災の原因を減らすための対処法
火災は粗悪な太陽光パネルが引き起こすことがほとんど。つまり優秀な太陽光パネルを使えば火災の可能性はぐっと減らすことができます。
カデンのエトウでは、再生可能エネルギーの先進国・ドイツのメーカーの中でも特に優秀とされるソーラーワールドのパネル、またはそれに追随する性能を持ったパネルを厳選して使っています。
太陽光パネルについては次で超!詳しくお話ししますのでお待ちください(笑)。いつものことですが、待てない方は今すぐお電話を!
まとめ
今回はみなさんの自宅に太陽光発電を導入したらどんなメリットがあるのかを具体的にご説明させていただきました。
経済面、快適性、災害への備え…どの側面から見てもメリットがいっぱいでしたね。
太陽光発電のメリットは以前の記事「今こそ必要とされる太陽光発電。不安は全て誤解だった。」にもたくさん書いてありますので、ぜひ併せて読んでくださいね。
もちろんメリットがあればデメリットもある。そこも正直にお話しさせていただきましたが、デメリットは真摯に対応すれば解決、もしくは軽減できるものであるということもお分りいただけたと思います。
太陽光発電は奥深いです。まだまだこの太陽光発電シリーズは続くのでぜひ通して読んでください!