さて、今回はすでに太陽光発電を導入している方へ向けてのお話です。
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さて、太陽光発電をいち早く10年前に導入した皆様。お忘れかもしれませんが、2019年に売電契約が終了します。
これは「2019年問題」といわれ、太陽光発電業界では少し前から徐々に騒がれ始めていました。それがいよいよ現実のものとなるのです。
ちなみに10年前に導入した方々はものすごくラッキーでした。なぜなら売電価格がめちゃくちゃ高かったから。48円/kwと実に現在の2倍近くで売電されていました。
その高額な買取額が10年間も固定されていたわけですから、毎月通帳の振込額を見るのが楽しみだったのではないでしょうか?
しかし、その振込が2019年で終わってしまうのです。事前にご確認できていますか?もちろん、11年目以降も電力会社に買取はしてもらえますが、その買取額はガクッと下がり1kwあたり10円以下だといわれています。(2019年3月末日発表予定)
これまでの買取価格の約1/5ほどとは…がっかり度が半端ではありません(実は私もですw)。
2019年問題の対策としては主に3つあります。
①電力会社と再び安い売電金額で契約を結ぶ。
今までよりはるかに安い金額での売電契約になります。これが一番ラクですが、耐えられますか??
②エコキュート(電気給湯器)等を導入し、家の電気使用量を増やす。
余った電気を売らずに「昼間のうちに全て使い切ってしまおう」という考え方です。そのためにはエコキュート等の電化製品を新たに導入し、昼間の電気使用量を増やす必要があります。
ガスから電気へ移行すれば、本来かかるはずだったガス代が無料の余剰電力でまかなえますから、これもかなり有効な方法です。
でも「もうオール電化だし」「売電収入がなくなるのに、高額な家電商品なんて買えない!」という人が多いんですね。オールマイティな方法とはいえません。
③電気を貯めておける「蓄電池」を導入し、夜も自家発電の電気を使う。
これが今一番注目されている方法です。今回はこの「蓄電池」について詳しくお話ししたいと思います。
詳しくお話しする前に、ちょっと現状のおさらいしておきましょう。
2019年問題に直面する方々の状況
・太陽が出ている間は電気を自給自足する→電気代はかからない
・太陽が出ている間に使いきれなかった電気は売る(売電)→利益が生まれる
・太陽が沈んだ後に電気を使う場合→電気代が発生する
※太陽が全く顔を出さない曇りの日や雨の日は、昼でも電気代が発生します。
つまり「売電利益 − 夜の電気代 = 純粋な利益」ですね。2019年以降は、売電による利益がガクッと下がるので、純粋な利益はマイナスの可能性だってあり得ます。
この現在の状況を見ていて何か気づきませんか?カンのいい人ならきっと気づくはず。
「使いきれなかった電気、夜使えばいいのでは!?電気代全く払わなくて済むんじゃない?!」
そうそれこそが2019年問題で一番注目されている対応策。まぁタイトルの時点ですでに答えはバレているんですけどねw。
電気は「売電」から「蓄電」の時代へ。電気の自給自足を可能にする蓄電池について。
売電価格が安くなるなら、売らずに自分で使えばいいのです。
通常、電気は貯めておくことができません。だからこそ売電制度があったのですが…。唯一電気を貯められるもの、それが「蓄電池」です。
蓄電池とは
蓄電池とは、電気を蓄えて(貯めて)おく電池のことです。
単三なんて小さな電池にも「充電池」と呼ばれるものがありますよね。充電して何度も使えるアレです。要はその巨大バージョンと思ってもらって良いかと思います。
この蓄電池があれば、昼に発電して余った電気を貯めておき、夜使うことができるのです。
何度もお話ししたように、これから電気代はどんどん、どんどん高くなっていきます(詳しくは以前ご紹介した「電気代はこれから爆発的に高くなる」をチェック)。だから電気を全て自給自足できるようになるのなら、これほどいい話はないはずです。
蓄電池が今まであまり普及しなかったワケ
電気が全て自給自足できるなんて夢のような話!ですが、実はこの蓄電池、正直今まであまり普及していませんでした。
理由は単純に「高額」だったから。
一般家庭の電力を賄えるくらいのものになるとだいたい150〜200万円程度(電気を貯めておける容量により異なる)。さらに10年もすると少しずつ電気を貯める力が落ちてきます。一般
庭が気軽に購入できるようなものではなかったのです。
しかし、今蓄電池に対する認識は2019年問題をきっかけに大きく変わってきています。その有用性がようやく理解されるようになったのです。
次に蓄電池導入のメリットを詳しくみていきましょう。
蓄電池導入のメリット
2019年問題を抱えた人たちにとって一番の、というか分かりやすいメリットはやはり金銭的なものでしょう。
高く売れなくなった電気を自家消費できれば、今まで払っていた夜の電気代を払わなくて済むようになります。これは安い金額で電気を売るよりよほど有益です。
①蓄電池があれば、電気をほぼ100%自給自足できるようになる。
今後電気代が高くなっていくのは確実。それには明確な理由がありました。(「電気代はこれから爆発的に高くなる」をチェック)
また、電気代が高くなるのに、一般家庭の電気使用量が増えることも予想されています。これは目前に迫った「電気自動車社会」が原因でした。(「今後、一般家庭の電気使用量は飛躍的に増える」をチェック)
蓄電池を導入すれば、今後右肩上がりで高くなる電気代を払う必要がなくなります。
②発電量が少ない日も安心。安い深夜電力を貯めて電気代を節約できる。
これはちょっと裏技的な使い方。
太陽光発電はどうしても天候によって発電量が左右されてしまいます。曇りや雨の日が続き、蓄電池に十分な電気を貯めることができなかった場合は格安の深夜電力を貯めるようにしましょう。
もちろん電気代は発生しますが、日中の電気代に比べるとかなり安く抑えることができます。
<夜の電気代が安くなるプラン>
蓄電池を導入したら、電気代のプラン変更を必ず行いましょう。
・昼間(8:00〜22:00)=電気代が割高
+
・夜間(22:00〜8:00)=電気代が割安
→この時間帯に蓄電池に電気を貯める。
③蓄電池で災害に強い家になる
太陽光発電を導入している家は、ライフラインが分断された後も“電気が使える”という大きなメリットがあります。
太陽光発電があるだけでも安心ですが、蓄電池によって夜も電気が使えるのですから「太陽光発電」+「蓄電池」を備えた家はもう最強です。
<「災害に強い」は今後さらに重要なキーワードになる>
記憶に新しい2016年の熊本地震、2017年の九州北部豪雨。実際に被害を受けた方も多いのではないでしょうか。
災害時の電気はとても貴重です。情報を得るためのテレビやラジオ、携帯電話を動かし、さらには温かい食事や飲み物、明るい部屋を提供してくれます。
電気は物理的にも精神的にも計り知れない安心を与えてくれるのです「電気によって救われる命がある」と言っても過言ではありません。
災害はいつ発生するのかわからないものです。私自身「南海トラフ巨大地震」がいつ起こるのかとビクビクしてもいます。だからこそ、いざ災害が起きたときに自分を、大切な家族を守ることができる「家」であってほしいと思うのです。
電気を完全に自給自足できる「太陽光発電」+「蓄電池」を備えた家は今後さらにその価値を高めていくことになるでしょう。
④今、蓄電池を導入するとさまざまな早期特典がついてくる。
これはもう目に見えるメリットです。2019年まで後1年ありますが、今のうちに蓄電池を購入するとさまざまな特典がついてきます。いわゆる「早期特典」というやつですね。
これは地域や販売店、メーカーよって違うので、お近くの電気店に聞いてみてください。ちなみにカデンのエトウもすごい特典をご用意しています。内容に関しては殺到すると困るので内緒です(笑)。
気になる方は電話で「特典なに!?」と聞いてください。
⑤一昔前と比べてもずいぶん安くなった蓄電池。今買っても損はない。
最初に「蓄電池は高い」と書きましたが、実は昔に比べると随分安くなりました。現在は他社製品の1/3〜1/5程度の“格安”をうたうメーカーも登場しているほどです。
ですがカデンのエトウでは「蓄電池はこれ以上安くなることはないのではないか」とみています。だから今、早めに買っても損はないと思います。
蓄電池のレンタルを行う企業も少しずつ増えてきているので、購入にどうしても抵抗がある!という人はレンタルを考えてみるのもいいでしょう。
以上が蓄電池のメリットです。気になるキーワード、あったでしょうか?
実はカデンのエトウでは今、蓄電池が徐々に売れ始めています。なんと1ヶ月で3台売れたことも!「あ〜、みなさんの意識が上がってきたんだな」とちょっと嬉しく思っています。
まとめ
今回は10年前に太陽光発電を導入した方々へ向け、2019年問題について書かせていただきました。これを読んで「あっ!」と思いだした人、多かったんじゃないでしょうか?
それにしても、10年間毎月毎月振り込まれていた売電収入がなくなる…本当に恐ろしい話ですね。その打開策として今一番注目されているのが「蓄電池」でした。
蓄電池とは読んで字のごとく、昼間発電した余剰電力を蓄えて(貯めて)おく電池。要はこの蓄電池を使って、昼も夜も電気を自給自足しましょう、ということ。
正直、蓄電池はないと今すぐ困る、という性質のものではありません。ものすごい利益が出るものでもありません。ただ…長い目で見たとき、私たちの暮らしを守り、豊かな生活を提供してくれる非常に有益なものなのです。
興味があるなら、ぜひ一度詳しく話を聞いてみてください。
私たちも無料相談を随時行なっています。皆様の状況をきちんと把握した上で、蓄電池を買った方が良いのか、違う方法が良いのか詳しく分析、お話させていただきたいと思います。